XSI講座5　クロスの作成と削除

ＸＳＩのシミュレーション
ＸＳＩのシミュレーション

　　　　Clothプロパティ　Generalタブ　>　Presetタブ

クロスを作成する前に...

オブジェクトの不必要なオペレータスタックをフリーズすること！

クロスを作成するには

1.	左側ツールバー下のContextパネルで、コンストラクションモードを Animation にする。（これにより、ClothOpオペレータがオブジェクトのコンストラクションヒストリのAnimation領域に保存され、クロスをアニメーションデフォメーションとして使用できるようになる。）
2.	クロスを設定したいオブジェクトまたはクラスタを選択する。
3.	Simulateツールバーから　Create > Cloth > From Selection
4.	ClothOpでプロパティを設定する。
5.	フォースや障害物を適用する。

ClothプロパティとClothOpオペレータはどこに？

クロスをオブジェクト（またはクラスタ）に設定すると、Clothプロパティがオブジェクト直下（クラスタの場合はクラスタの直下）に出来る。
また、オペレータスタック内にはClothOpオペレータが作成される。

●Clothプロパティ..........	クロスの材質を決めるプロパティ
●ClothOpオペレータ.....	Clothプロパティを含む、クロスシミュレーションに関するすべてのプロパティ

☆ClothOpオペレータを開くと、オブジェクトに複数のクロスが設定されていても、すべてのClothプロパティが開くため、Clothプロパティに名前をつけておくとわかりやすい。

クロスを削除するには

エクスプローラでクロスオブジェクトの ClothOpオペレータ と Clothプロパティ をDeleteする。

クロスの縫い合わせ（スティッチ）

NURBSサーフェイスメッシュオブジェクト（縫い合わせたサーフェイス）のみ。

1.	2つ以上のNURBSサーフェイスオブジェクトを選択する。
2.	Modelツールバーから Create > Surf.Mesh > Asseemble でサーフェイスからNURBSサーフェイスメッシュオブジェクトを作成。
3.	NURBSサーフェイスメッシュオブジェクトにクロスを設定。　（Simulateツールバーから　Create > Cloth > From Selection）
4.	ClothOp の StitchingタブでActiveにチェックを入れ、Threshold で頂点をつける。

クロスの初期状態の作成

クロスの初期状態を作成する機能はないが、以下の方法で作成することができる。

1.	クロスの初期状態にしたい形状のフレームでClothOpオペレータをFreezeする。
2.	再度オブジェクトに対してクロスを作成する。

この場合は、フォースと障害物をクロスに再適用しなければならないが、Clothプロパティは残っているので、設定し直す必要はない。

クロスのプリセット化

クロスの設定をプリセット化することができる。

1.	プロパティエディタを開き、右上の Save ボタンを押す。（どのタブが表示されていてもOK）
2.	プリセットを保存するフォルダを選択する。
3.	名前を付けてOKボタンを押す。