XSIのシミュレーション
パーティクル > 作成と削除 > キャッシュと再生モード > 放射の設定 > パーティクルタイプの設定
 パラメータのアニメート > 初期状況の作成 > パーティクルイベント > 衝突と回避 > フォースの適用
  ゴールの設定 > デフォーム > スプライトの使用 > オブジェクトのアタッチ > パーティクルのスケッチ
   Fluid(流体) > Explosion(爆発) > パーティクルのレンダリング > パーティクルシェーダ
プロパティ ParticlesOp > FluidOp > ExplosionOp > emissionプロパティ > PType

パラメータのアニメート
パーティクルタイプやemissionプロパティなどには、さまざまなアニメート可能なパラメータがある。それらのパラメータには制御モードのリストがあり、アニメート方法を指定することができる。
アニメーションコントロールが効果を発揮するには、まずパラメータにキーフレームを設定してファンクションカーブを作成する必要がある。各制御モードは、ファンクションカーブの解釈のされ方のみを定義する。

また、パラメータにキーを打つほかに、Var(変位)パラメータを設定することで、パラメータの値に変化を付けることができる。


制御モードについて
Birth(発生) パーティクル発生時間のファンクションカーブの値が適用され、パーティクルが消滅するまでそのまま維持される。途中で変化することはない。(アニメーションしない)
Absolute(絶対値) パーティクルが年齢に関係なく、ファンクションカーブの値に同時に変化する。
Age(時系列) パーティクルが発生したときに、シミュレーション開始時のファンクションカーブの値が使用され、その後の値はライフタイムを通じてそのファンクションカーブに従って変化する。
Age%(時系列%) ファンクションカーブ値を使用し、シフト範囲を0から100%までの間(パーティクルのライフタイムのパーセンテージ)にマッピングする。ファンクションカーブはフレーム単位ではなく秒単位で表される。30fpsの場合は100フレームは3.333秒にあたる。パラメータの値のキー設定は常に別のモードで行い、設定が済んでからAge%に切り替えること。


変位(Var)パラメータについて
パーティクルの各パラメータの多くは、関連するパラメータの値に差分を追加するためのVar(変位)パラメータがある。Varパラメータは、生成される乱数の範囲を定義する。

差分をアニメートすることで、パラメータの変位およびその値に対するさまざまなアニメーションが得られる。変位をアニメートするには、UniformGaussianの2通りの分布方法を使用する。
Uniform
ユニフォーム
Variance値を使ったパラメータの周辺に乱数が一様に分布される。ほとんどの数値は、「値 - 変位」・「値 + 変位」の範囲内にあり、この範囲外に出ることはない。
Gaussian
ガウス
Variance値を使ったパラメータの周辺に乱数が釣鐘曲線状に分布される。ほとんどの数値は、「値 - 変位」・「値 + 変位」の範囲内にあるが、数値がその範囲を「値 - 変位」より低くなったり、「値 + 変位」より高くなったりする場合がある。
パラメータそのものとVarianceパラメータが同じ値を持つ場合は、選択した分布タイプに応じて異なる乱数が得られる。Gaussin分布を使用した場合は、Uniform分布を使用した場合よりも数値の変位が大きくなる。


Seedパラメータについて
変動に乱数値を追加するために、パーティクルタイプVarパラメータにはSeedパラメータが、シミュレーション全体の全てのVarパラメータに影響を与えるパーティクルクラウドにはSeedパラメータがある。シードは、Varパラメータが指定する範囲で生成される乱数を定義する。パラメータのVar値を変更しなくても、シードの使用により、エフェクトを思い通りに変更できる。

Seedパラメータは、Seedパラメータに関連したVarianceパラメータが0以外の値である場合にのみ全て機能する。


VarパラメータにSeed値を設定するには
Varパラメータに個別にSeedを設定するには、Varパラメータのあるパーティクルタイプページで、パラメータにSeed値を設定する。
または、
emissionプロパティのDistributionタブで、放射パラメータにSeed値を設定する。

シミュレーション全体にシードを追加するには、ParticlesOpプロパティで、Simulation Seed値を設定する。(この追加により、全体的な変位係数が、Varパラメータを持つシミュレーションのパラメータの全てに追加される。


回転のアニメーション
PTypeプロパティのGeneral(一般)タブでRotation Velocity(回転速度)を設定すると、シミュレーションの長さにわたり、パーティクルタイプによって使用される回転を設定することができる。回転は度毎秒で表される。(数値が180なら1秒間に180度回転する。)回転は、グローバル座標ではなくクラウドの基準座標系(クラウドのXYZ座標)からも判断される。ただし、Align On Velocity(速度で整列)をアクティブにした場合、回転はパーティクルの速度ベクトル(方向)で定義された基準座標系で表現される。


ノイズによるランダム化
各パーティクルタイプにノイズを適用して、パーティクルの間隔および動きをランダムに変化させることができる。ノイズのランダムさは数学的に計算される。設定はPTypeプロパティのNoise(ノイズ)タブで行う。