XSIのキャラクターセットアップ0・キャラクター制作の心得
0.キャラクター制作の心得  1.チェインの作成   2.エンベロープ   3.コントローラーの作成


キャラクター設定について
キャラクター設定をきちんと決めてから制作を始めましょう。正面・横からのデザインのほかに、世界観・キャラクターの名前・年齢・性格・癖や特徴などを決めておきます。またそのキャラクターがどのような動きをするのかも考えておきます(フェイシャルアニメーションがある場合は、フェイシャルパターンも)。

キャラクターのプロポーションについて
キャラクターは、少し胸を張った姿勢にすると格好良く見えます。正面だけでなく、横から見たバランスも考えてデザインしましょう。
デフォルメキャラの場合は、手足を大きくするなどしてバランスを取りましょう。

ローポリゴンかハイポリゴンか
ローポリゴンで制作する場合は、3000から4000ポリゴンを目指して制作しましょう。ポリゴンは、四角ポリゴンベースで作成しても、三角ポリゴンに分割しておいた方が無難です。(ゲームによっては四角ポリゴンのものもあります。)テクスチャも、256×512ピクセルまたは512×512ピクセル256色を1枚など、制限を決めて制限内で作成します。

ハイポリゴンで制作する場合は、ポリゴン制限はありませんが、ある程度までメッシュを細かくしたら、あとはサブディビジョンサーフェイスを使用しましょう。全てポリゴン分割してしまうと、膨大なポイント数になり、ウェイト調整が大変になります。また、サブディビジョンサーフェイスを使用する場合は、四角ポリゴンの方が安定しています。テクスチャは制限がないので、1枚にまとめる必要はありません。

ゲームモデルのポリゴン数について
ゲーム機のスペックや、一度に表示されるキャラクター数により、キャラクターに使えるポリゴン数は変わります。(10000ポリゴン位使える場合もあります。)

最近のゲームではLOD(レベルオブディティール)といって、何段階かのポリゴンモデル(近景用・中景用・遠景用)を作成し、カメラから遠ざかるにつれてローポリゴンモデルに切り替える方法を取っているものもあります。(ローポリゴンモデルでは骨の数も減らすことができるので、データがとても軽くなります。)超ローポリゴンの場合には、少ないポリゴン数でキャラクターの特徴を出す必要があります。

デフォルトポーズは?
腕は上下前後に動くので、水平に伸ばし手のひらを下に向けた状態で制作します。
足はくっつきすぎるとモデリングしにくいので、少し開いている状態で制作します。
指を全て作成する場合も、少し開いている状態で制作します。指を動かす必要がなければ、リラックスした状態や武器を持っている状態などで制作してもかまいません。

ハードエッジやクリースを使う
エッジをくっきりさせたい部分には、ハードエッジやクリースを使用しましょう。

ローポリゴンモデルのヒント
ローポリゴンで制作すると、ポリゴンの角度がきつくなって陰影がくっきり出てしまう場合があります。Geometry ApproximationプロパティのPolygon MeshタブでDiscontinuity(不連続性)の数値を180度に限りなく近づけてあげると解消できます。


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